自転車旅

これから自転車旅を始める人へ

※2006年の自転車旅の再構築中・想い出補正有

初めての自転車旅

  1. きっかけは、ハチミツとクローバー
  2. 初めてならではの支度
  3. 身体作り
  4. 旅の終わり

「自転車で一人旅してみたいんですよー」って言う人がいたら、自分だったらこんなアドバイスをするだろうなと思ってまとめてみました。これから初めて自転車旅をする人に参考にして頂けたらと思います。これを踏まえておくだけで、旅が大きく変わる(気がします)。だからと言って旅に過度な期待をしていはいけません。友達と行く仲良しこよし旅行とは違って、一人旅は自分の考えや行動次第で、どんな形になっていくか、どんな人と出会っていくかが決まるからです。人と会わないような旅行プランを立てれば、ほとんど会う事はないはずです。それは自分が選択したのですから「誰とも会わないよー」なんて嘆く前に考え直してみて下さい。

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旅の目的や目標を決めてみる。
とにかく何でも良いから、目的や目標は決めておいた方が良いと思います。旅行のプランはノープランでも構いません。例えば、『すれ違う人には必ず挨拶をする』『現地の人と友達になる』『道中で見かけた人にちょっと声をかけてみる』とかそういった目的を持って旅をすると、まず自分に変化が訪れます。自分に変化が起きると、次第に周囲も変化していきます。自分が変わることで、周囲も自分に対する見方が変わるので周囲も変わっていくというわけです。実際に八丈島に行った際に、『現地の友達を作るぞ!』と掲げ、それを達成することができました。と言ったら素敵に聞こえるかもしれませんが、結局は巡り合わせなんです。どんなに小さな事からでも何かを得ようとか学びとろうとする姿勢は旅においてかなり重要だと考えています。

挨拶は基本!
子どもの頃からずーっと言われてきている事ですよね。社会人になってからも挨拶を基本!と皆さん言っています。けど、社会人になったらきちんと挨拶できている人なんて数%ぐらいしかいないと思います。人通りが多い所で挨拶をしてもウザがられるだけなのでひと気の少ない所では、すれ違った時には気さくに挨拶をしてみましょう。お互いが良い気分になれる(はず)かもしれませんし、挨拶から会話が生まれることもあります。時折、チャリダーに会ったりするので手を振って挨拶をすれば、なぜか仲間意識が生まれます!夏の北海道では、多くのライダーに親指を上向きに立ててくれたり(決して下向きじゃない)、手を振ってくれました。通りすがるライダーの数が多すぎて手が疲れることもありました。挨拶の後は、必ず気分が清々しいものに変わっています。挨拶をすると、気分は変わりますよ!

小学生が乗った観光バスが私の横を通った時に『がんばれ~!』って小学生が窓から顔を出して言ってくれたときもありました。そういうことが起きちゃうのが自転車の良さだと思います。

走行中は孤独との戦いである。
孤独だからといって走行中は音楽をなるべく聞かないようにしましょう。お巡りさんに注意されますし、本当に危ないからです。つまらないかもしれませんが、自転車をこいでる時は、チェーンの音とか自然の音とか生活の音とかに耳を傾けてみましょう。もしかしたら面白いと思える音が潜んでいるかもしれません。花火が上がってるかもしれませんし、お祭りが始まっているかもしれません。気球船からは『本日は、お祭りがあります』といった放送があるかもしれません。小さな音も見逃さないように。新しい発見がそこにあるかもしれません。

走行中は独り言がものすごく増えます。思考をぐるぐる回す時間にもなると思いますので、自分と向き合うのにとても良い時間です。その貴重な時間を使って、今迄起きた出来事やこれからどうしようかなどを改めて考え直してみると違った角度から物事が見えてきたりする時もあります。そんな時間を楽しむことができれば、もう大丈夫です。周囲に誰もいなかったら、大声で歌を歌ってみましょう!北海道では歌を口ずさむのではなくて、大きな声で叫ぶように歌っていました。胸のうちがスッとなって、歌い終わる頃にはまた寂しさを味わいましたが。

ユースホステルやゲストハウスに泊まってみよう。
ビジネスホテルに泊まるのも良いし、野宿の経験をするのはもちろん良いと思います。道の駅や鉄道の駅で寝るのも日常ではなかなか出来ない経験なので良い思います。でも、どうせ泊まるのでしたらユースホステルやキャンプ場に宿泊してみてはどうでしょうか。同じような旅をしている人たちが宿泊する環境ですので、旅に関するお互いの情報交換をすることもできます。またバックグラウンドが全く違う人と話す良い機会にもなります。意気投合してしまえば、次の日に共に行動することもあります。

一人旅をしている人は、もちろん一人なので(自分も含め)、人が恋しい状態に陥りがちなのです。意気投合もしやすいです。旅を彩るのは自然観察や長距離移動による達成感などももちろんですが、どういう人と出会うかによっても変わることを忘れないでほしいです。相部屋が苦手なら、ペンションや民宿に泊まると夕食時に他の旅行客とお話することができるかもしれません。旅は短期間で出会いと別れを繰り返しそれを多く経験する場です。

臨機応変な姿勢を。
天候に左右されたり、自分が立てた日程通りに行かないこともあります。もちろんパンクする時もあります。そういった時に、ぶちあたったら臨機応変に対処しましょう。『何が何でも自転車で移動するんだ!』とか『これをしちゃうと立てた目的に反してしまう!』なんて頑固にしていても何にも始まりません。時間は刻一刻と過ぎて行くので、切り替えを早くするのは大事です。次の問いは簡単かもしれませんが、実際に起きたことなので(ちなみに臨機応変な対応は取れませんでした)…

旅先で、財布を落としたらどうしますか?
来た道(50km)を戻って探しますか?それとも30km先の宿に行きますか?

一人旅とは言っても、結局、いろんな人と接します。一人で旅に出た以上、孤独だと思われがちですが、家の外を一歩でも出れば、多くの生物が生活している空間に出るわけなんです。そこにはいろんな物に出会える可能性を誰もが持っています。人と出会いたい目的でしたら、間違いなく自転車旅はとっても遠回りなのでやめておきましょう。
自転車旅というのは、小さい頃の自転車で隣町まで行くことが冒険だったのと同じように、自分の足であんなところやこんなところに行ってみたい!とスケー��+がデカくなった大人バージョンの少年心を満たすようなものだと思っています。そんな私は自他ともに認める少年であることは間違いない!

お家のドアって、ホントはどこでもドアなんですよ?知ってました?

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旅に出る前に読んでおきたい

自転車生活の愉しみ (朝日文庫 ひ 16-1)/疋田 智

旅の本ではないけれど、自転車を乗る上で知っておきたいことがたくさん書いてあります。

行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)/石田 ゆうすけ

自転車旅の本としては、おすすめです。未知な体験をすることはもちろんのことだけれど、やっぱり『人と出逢う』ことで旅がもっともっと楽しいものになると思える本です。出逢いあり別れありを仮想体験できるので、ぜひインスパイアされて頂きたいです。

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